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超高齢社会となった日本では孤独死が深刻な社会問題の一つとなっていますが、ゴミ屋敷は孤独死のリスクが特に高い住環境です。ただし、家族が本人の変化に気づいた時点で対応を始めれば、最悪の事態を防げる可能性は十分にあります。
この記事では、累計5,000件以上のゴミ屋敷・汚部屋を片付けてきた専門業者の立場から、ゴミ屋敷で孤独死が起きやすい理由や危険な前兆サイン、家族ができる対策などについて解説します。

冒頭でもお伝えした通り、ゴミ屋敷は孤独死のリスクが特に高い住環境です。
その理由としては、部屋がゴミで埋まる背景には本人の気力・体力の低下があり、同時にそうした状態にある人ほど周囲との接点が減って異変(突然の体調の悪化や事故など)に気づかれにくくなることが挙げられます。
そのため、家族としてはゴミ屋敷化は単なる「だらしなさ」の問題ではなく、孤独死につながる可能性が高い危険なシグナルとして捉えることが重要です。
孤独死には法律や公的機関による明確な定義はありませんが、一般的には「誰にも看取られることなく自宅などで一人で亡くなること」を指します。
警察庁の報道発表資料によると、令和6年中における警察取扱死体204,184体のうち、自宅で亡くなった一人暮らしの方のものは76,020体(全体の約37.2%)でした。さらに、このうち65歳以上の方のものが58,044体と、全体の約76%を占めています。
このことからも、孤独死は決して特別な話ではなく、離れて暮らす高齢の親を持つ家族にとっては身近なリスクと言っても過言ではありません。
ゴミ屋敷と孤独死をつなぐ鍵は、「セルフネグレクト」です。
セルフネグレクトとは、自分自身の健康や生活環境を維持するケアを放棄してしまう状態を指し、主な症状としては以下のものが挙げられます。
満足な食事を取らない
入浴や歯磨きをしない
部屋を掃除しない
病気やケガをしても病院に行かない
ゴミ屋敷は住環境のケアが極端にできなくなったセルフ・ネグレクトの一類型と考えられており、ニッセイ基礎研究所の調査研究報告書によると、孤独死した人の約8割にセルフネグレクトの傾向があったと報告されています。
関連記事:ゴミ屋敷とセルフネグレクトの関係は?危険性とすぐにできる対処法を紹介!
ゴミ屋敷で孤独死が起きやすいのには、明確な理由があります。具体的には、以下の3つが挙げられます。
病気にかかりやすくなるため:ゴミ屋敷の不衛生な環境は心身に悪影響を及ぼし、疾病リスクが高まる
屋内での事故が起きやすいため:大量のゴミで埋まった部屋では転倒や転落などのリスクが高く、緊急時にも避難がしづらくなる
社会的孤立によって周囲が異変に気づきにくくなるため:ゴミ屋敷で暮らす人は恥ずかしさから社会的に孤立しやすく、事故が起きたり急激に体調が悪化したりしても周囲が気づきにくくなる
特に深刻な理由が、社会的孤立による周囲の発見の遅れです。
実際、先ほどの警察庁の報道発表資料においても、65歳以上の孤独死の中で死後8日以上経ってから発見されるケースが全体の約27%を占めていることから、異変が起きたときに誰かがすぐ気づける環境かどうかが、生死を分ける重要な要素と言えます。

孤独死のリスクが高い部屋やその住人には、いくつかの前兆サインがあらわれることが多いです。そういったサインを早めに察知できれば、孤独死を防げる可能性も高くなります。
ここでは、ハートスタッフの現場経験をもとに、孤独死リスクの高い危険な前兆サインについて解説します。
セルフネグレクトが原因でゴミ屋敷化した部屋には、生活が立ち行かなくなっているサインが明確にあらわれますが、実際の現場で特に孤独死の危険を感じるのは、以下の3つです。
窓や玄関がゴミで塞がれている:窓や玄関が塞がれた状態では、換気や緊急時の避難が難しくなるため
キッチンに大量の害虫が発生している:キッチンに害虫が集中している状態は、食事の管理が長く止まっている可能性が高いため
ライフラインが止まっている:電気・水道などが止まった状態では、熱中症や低体温症につながる可能性があるため
家族からすれば理解に苦しむ状況かもしれませんが、これらはいずれも本人が望んだ状況ではなく、体力や気力の低下によって陥ってしまった状況です。
だからこそ、本人を頭ごなしに責めるのは避けなければなりません。
セルフネグレクトが進むと、本人にも生活のケアを手放したような様子が見えてきます。その中でも特に注意が必要なのが、以下の3つです。
電話に出ない、メールなどの返信が極端に遅い
部屋を見られたくないと訪問を拒む
外出や周囲との付き合いを極端に避ける
これらはいずれも、本人が「情けないと思われたくない」「心配をかけたくない」という気持ちから、自分から助けを求められなくなっているサインでもあります。だからこそ、家族の方から手を差し伸べることが重要です。

家族ができる孤独死対策としては、大きく「片付け」と「見守り」の2つが挙げられます。
ゴミ屋敷という危険な環境をいったんリセットし、その後も異変に気づける仕組みを作ることで、孤独死のリスクを大きく下げることができます。
ここでは、片付けと見守りのそれぞれのポイントについて解説します。
ゴミ屋敷の片付けを進める際は、本人を責めないことが何より重要です。
ゴミ屋敷で暮らす本人は、「家族に迷惑をかけた」「見られている」といった居心地の悪さを感じていることが多いため、ここで叱責や説得を重ねると心を閉ざしてしまい、かえって片付けが難航する可能性が高くなります。
前述の通り、ゴミ屋敷化の背景にはセルフネグレクトによる意欲の低下や、高齢化による体力の低下などが関係しているケースが少なくありません。
そういった事情を理解し、本人の意思を尊重しながら片付けを進めた方が良好な関係を築きやすく、結果的に片付けもうまくいくことが多いです。
孤独死を防ぐにはゴミ屋敷を片付けた後も定期的に訪問するなど、継続的に本人を見守る必要があります。
ただし、遠方に住んでいる場合などは家族だけで負担を抱え込まず、自治体や民間のサービスを組み合わせることが重要です。
自治体や民間が行っている見守りサービスとしては、例えば以下のようなものが挙げられます。
見守り電話・訪問・配食サービス
緊急通報システムサービス(ボタン一つで外部に助けを求められるサービス)
見守りセンサーサービス(センサー機器やIoT技術を用いて、離れて暮らす人の生活リズムや心拍・呼吸などを遠隔から確認できるサービス)
また、自治体によっては、高齢者や体の不自由な人を対象に自宅までゴミの回収に来てくれる「ゴミ出し支援制度」を行っているところもあります。
見守り制度の内容は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村の窓口や地域包括支援センターに相談・確認してみましょう。

本人や家族だけでゴミ屋敷を片付けるのが難しい場合には、無理をせずに業者に依頼した方が賢明です。
ここでは、ハートスタッフの実データをもとに、業者に片付けを依頼する場合の費用について解説します。
ハートスタッフの実績にもとづく、間取り別の片付け費用の目安は、以下の通りです。
間取り | 片付け費用の目安 |
|---|---|
1R・1K | 3〜8万円 |
1DK〜1LDK | 5〜12万円 |
2DK〜2LDK | 8〜30万円 |
3DK以上 | 20〜50万円以上 |
一軒家(2階建て以上) | 30〜80万円以上 |
ただし、上記はあくまで目安であり、実際の費用は「ゴミの量や種類」や「汚れや臭いの深刻度」によって大きく変わります。正確な金額は見積もりによって決まるため、まずはお気軽に無料の見積もりをご相談ください。

ここでは参考として、離れて暮らす家族からの依頼でハートスタッフが実際に片付けたゴミ屋敷の事例を紹介します。
こちらは管理会社からの連絡をきっかけに、高知市にお住まいのご両親のお部屋について、離れて暮らすご家族からご相談をいただいた事例です。2DKのお部屋はゴミでいっぱいになり、キッチンには害虫も大量発生していました。
当日はスタッフ7名でゴミの分別と搬出・害虫対策・貴重品の探索・清掃・除菌・消臭を行い、5時間ですべての作業が完了しました。
この現場で特に重要だったのが、貴重品の探索です。ゴミの中には現金や通帳、年金関係の書類が混ざっていることが多く、失うと手続きが止まってしまうため、袋詰めの前に一点ずつ確認しながら進めていきました。
料金は総額で27万円(税込)で、分割払いでお支払いいただきました。片付け後にお客様からは「両親も年配なため、たまに来て、気をつけていきます」というお言葉をいただいています。
作業の詳細はこちら:高知県高知市 マンション ゴミ屋敷片付け
もし手元にまとまったお金がなく費用を一括で払えない場合には、分割払いの利用も検討してみてください。
ハートスタッフは最大60回までの分割払いに対応しており、頭金0円・毎月1万円からの支払も可能です。分割方法は「提携ローンによる分割払い」「クレジットカードによる分割払い」「自社独自の現金分割払い」の3つがあり、状況に合わせて選ぶことができます。
クレジットカードがない場合や高い信用情報がない場合でも、分割払いの審査に通過できたケースは過去に多くあるため、審査が通るか不安な方もまずはお気軽にご相談ください。
ハートスタッフの分割払いの詳細はこちら:ハートスタッフの分割払いについて
ゴミ屋敷で孤独死が起きた場合には、通常の片付け作業に加えて特殊清掃が必要になります。特殊清掃とは、遺体から生じた汚れや臭いを専用の処理で取り除く作業のことです。
片付けや特殊清掃の費用は故人の遺産(預貯金や保険金など)から支払われるのが原則ですが、遺産で相殺しきれない場合には相続人が負担することになります。ただし、相続人が相続放棄をした場合には、賃貸物件であれば貸主が負担することになります。
なお、ハートスタッフでは孤独死があった部屋の特殊清掃にも対応しているため、必要の際はまずは無料の見積もりをご相談ください。
ハートスタッフの特殊清掃の詳細はこちら:どんな現場もお任せ! 消臭・特殊清掃

最後に、ゴミ屋敷と孤独死に関してお客様からよくいただく質問にお答えします。
まずは本人に寄り添う姿勢で声をかけるようにしましょう。
本人の意思を無視して勝手に片付けようとすると、心を閉ざしてしまいかえって逆効果となります。それよりも本人の意思を尊重し、同意を得たところから少しずつ片付けていく方が得策です。
遠方からの依頼も可能です。
対応エリア内であれば、離れて暮らすご家族からの依頼にも対応しています。立ち会い不要のプランも用意しているため、当日の立ち会いが難しい場合には見積もりの際にご相談ください。
十分に配慮して作業を進めます。
ハートスタッフでは社名の入っていない車両や中身の見えない袋を使用するなどして、近隣に気づかれないよう配慮しています。周囲に知られたくないご事情がある場合には、見積りの際にご相談ください。

ゴミ屋敷は孤独死が起きやすい住環境だからこそ、家族が「様子がおかしい」と気づいたときが動くべきタイミングと言えます。
とはいえ、ゴミ屋敷は本人や家族だけでは解決が難しい問題でもあるため、困ったときはハートスタッフにご相談ください。
ハートスタッフは累計5,000件以上のゴミ屋敷・汚部屋を片付けてきた実績があり、お客様が安心して利用できるよう、誠意あるサービスを提供しています。
見積もり・相談はすべて無料で、金額や内容にご納得いただけない場合には無料キャンセルも可能です。「何から手を付ければいいのかわからない」といった状態の相談でも大丈夫なので、まずはお気軽にご相談ください。
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